2009年3月19日木曜日

最近思うこと⑦

わたしの所属する団体は、分裂を繰り返し、今やどれくらい存在しているのか把握するのも面倒です(笑)

それはさておき、よく選手として活躍していた方が退会して自分の団体を興しています。

以前は「何や、うちを踏み台にしやがって」と思っていました。
破門や組織に迷惑をかけて退会したヤツ、最初から空手で金儲けしようと考えてたヤツらは別として、最近になって、その方々の持ちが分かるような気がしてきました。

あくまで私見で、他にも理由はあると思いますが「ここにいると、自分のやりたい空手ができないから」ではないでしょうか。

今やたくさんの行事(試合の審判や運営、準備、会議、合宿、演武会など)に参加しなければならず、特に事あるごとに来ている支部長クラスの方々は「いったいいつ稽古してるんだろう?」とこっちが思うくらいです。

道場生にももちろん、大会のスタッフや審判の要請は来ます。それを仕事としている方々は別として、仕事をしながら通っている道場生は、大切な休日を返上して参加しています。

わたしも「いったい何をしてるんだろう?空手をやりたくて入門したのに…」と思ったことがあります。
もちろん、組織に属しているからには、組織に貢献するのは当然ですが、あまりにも行事が多すぎると思います。

それとやはり、先ほどの理由にもつながってきますが「ルールのある組手の練習しかできないから」ではないでしょうか?

武術としての空手を学びたいなら、ここにいるとそれは到底無理です。
組手のテクニックやコンビネーションは教えてくれますが、その他の技法について詳しくは教えてくれません。

総合のジムに通っている(?)指導員が、寝技のセミナーをする道場もあるようですが、それなら最初から総合のジムに通えばいい話であって、空手を修めるという点から見るとそれは少し違うような気がします。

自分はいったい何のために空手を始めたのか、常にそれを意識しないと「空手家」ではなく「空手屋」に流されてしまうのではないでしょうか。

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